ああ
副詞 話し手・聞き手から離れて存在し、両者が共に認め得る事象や状態を指し示す様子。 『新明解国語辞典』 三省堂 (1)
「ああいうかっこしてみたいな」「やめとき、歳考えや」「せやな」とか、「ああだこうだご託をならべたらあかんわ」「えろうすんません」もあるな。「ああしろこうしろと言われてもな」のあとにつくのは「できん」が多い。
ああ、そうそう。両者が認め得る事象や状態を指すのに、時折、昔話の最中に発語される「ああ」もある。「ああいう時こそ」と本人が得意げにしゃべっても、どういう時か聞き手はちんぷんかんぷんやねん。で、「どんな時」と訊ねたらあかん。野暮やさかい。
ああ、そうそう。似たようなニュアンスで使われてしまう単語がおるな。あれ、や。ああ、そうか。あれ、か。